地物の魚に目移りしてしまう、坊主にも人気のスーパー?

食文化

南房総といえば千葉県でもっとも春が早くやってくるエリア。フラワーラインと呼ばれる道を走れば、1月から菜の花畑を堪能でき、春夏は色鮮やかな花々が目を楽しませてくれます。


海の幸も豊富で、おいしい魚が年中食べられるし、釣りのポイントも豊富。万が一坊主でも、近隣のスーパーで魚を仕入れれば地物が手に入るから言い訳もできる! なんて話を友人から聞いた。


そこでおススメの店を聞いてみると、紹介されたのがODOYAスーパーセンター館山店さんでした。

まず目指したのは魚売り場。


ほぉ…。さすがです。勝山、保田、船形、和田、鴨川など近隣の港から直送の品がズラリ並んでいるではあーりませんか。丸物が多いのも魚好きが集まるスーパーらしいところで、ハタ、ムツ、タチウオ、カツオなど種類も豊富。この品揃えは素晴らしい♪ 素直に感動です。

お客さんはというと、地元の方が多いようで、(坊主の)釣り客らしい姿はなかったものの
「釣った魚を持ってきてさばいて欲しいというお客様もいますよ」
とは売り場の担当者。そんな要望に応えることもあったそうな。

鮮魚以外にも注目商品はいくつかあり、南房総の定番土産の代表格、くじらのタレや、サバの生利あたりは通好みの逸品。このあたりでないと手に入らない。夏場なら近隣の和田町で捕鯨があり、生の鯨肉も並ぶというから、お好きな方はぜひ!

他の売り場で房総らしさ、いや、千葉らしさを感じるのは落花生だろう。この店ではレジ前の特設コーナーに千葉産の落花生売り場を設けていた。殻つき、殻なしはもちろん、加工品ではいわゆる味噌ピーや甘納豆まで用意されている様を見ると、さすが落花生王国と唸ってしまったのであります。

南房総一帯は美しい海に、豊富な食材、花畑、温泉など、とてもよい観光資源に恵まれています。一方、1997年12月にアクアラインが開通するまでは、陸の孤島…というほど大袈裟じゃないにしても、東京方面から行くにはとても時間のかかるのがネック。列車はもちろん、マイカーでも内房の国道が狭くてすぐ渋滞してしまうのも課題でした。

それがアクアラインの開通で一気によい方向に向かったことは喜ばしいことです。ただ、行きやすくなると、ありきたりな観光資源が増えてしまうため、そこで何を、どう楽しむかを考えることは大切なことだと思う。という蛇足も付けておきますね。

協力:おどや

タイトルとURLをコピーしました