沖縄といえば肉? いやいや、魚もなかなか興味深いですよ

食文化

地方出張の楽しみは居酒屋巡りのよしぞうです。

居酒屋に入ると必ず頼むものって何でしょう? 僕はありきたりながら、まずはビール。そして刺身になります。刺身の種類や価格、うまさで、その店の実力を判断しています。

けれど、初めて沖縄の居酒屋に入った時はちょっと悩みました。刺身のメニューはあるにしても、普段聞いたこともないような名前が並んでいるので、味の想像がつきづらいのです。それでも、ここで食わねばどこで食う! と回数を重ねていくと、なかなか楽しい発見があるものです。

■湯引きで皮の触感も楽しむ
沖縄の居酒屋メニューで刺身の項目を見ると、だいたいあるのがマグロ、カジキ、ミーバイ(スジアラ)、赤マチ(ハマダイ)、タマン(ハマフエフキ)、マクブ(シロクロベラ)、イラブチャー(ブダイ)あたりでしょうか。

そのうち、マグロ以外は何かしらの仕事をして出てくることが多く、地魚は皮付きのまま湯引きしたものが出てきます。湯引きをすると、身と皮、両方の触感を楽しめるので嫌いじゃないけれど、僕としては、身だけ純粋に楽しみたいと思うことが多々あります。

■ゴーヤもツマになります
刺身は魚だけでなく、ツマやにも注目してみましょう。王道の大根や大葉、かいわれ大根、海藻のほか、沖縄ではレモンやゴーヤをよく見かけます。

一度、せっかくなので寿司を食べてみたいと相談したところ、店主が漁師の家で育った人で、こんな握りがさりげなく登場しました。

地物の白身は皮付きでしたが、全体的に見ればとても洗練された、美しい盛りで、目も楽しませてもらったのであります。

この寿司をいただいたのは「味処わくた」さんという店。沖縄らしい料理。それもシンプルだけど、しっかりしたものがありまして、こちらは泡盛でちびちび食べると美味しいスクガラス豆腐。

スクガラスとはアイゴの稚魚を塩漬けしたもの。アイゴはヒレに毒があるので危険ですが、稚魚なのでこうして丸ごと食べることができるわけですね

そして「ソーメンチャンプルー」は、どシンプルながら外せない逸品。いくらでも入っていきます。

■カメ、食べるの?
こちらは石垣島の居酒屋で見た刺身のメニューです。

知らない名前がズラリ並んでいます。中でも一番驚いたのは、こちら!

アオウミガメって食べるんだ……。さすがに頼みませんでした。

変わりに、沖縄らしい逸品をとお願いしたら、「ヒラヤーチー」が出てきました。沖縄風のお好み焼きとの話でしたが、僕的にはチヂミに思えました。

それから、沖縄らしい魚といえばグルクンなので、こちらは定番の唐揚げでサックリいただきました。

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