もっちりとした弾力と、濃厚で嫌味のない甘さが後をひく、阿波のういろ

食文化

初めて食べたのは、徳島県海陽町に取材に行った時。地元の保健師さんにこの地ならではの食べ物を教えてもらっている時でした。

スーパーで売っているのを買ってみたら、思った以上にズシリと重く、その濃厚な味わいは何となく想像がつきました。

で、これをいつ食べるのかというと、食後なのです。おやつなんですね。女性はとくに喜びます。僕ももちろん試食しましたが、口に入れたら、もち米をぐいっと練ってしっかり弾力をつけた小豆餡とでもいいましょうか。とにかく、今までに味わったことのない甘さでした。食後だったので写真の1片食べればそれで充分満足。2個目は、もう結構という感じ(笑)

でもね、嫌味はないのです。しばらくするとすーっと甘さは消えていきます。それに気付いたのは2度目に食べたとき。あ、これってやっぱりうまいじゃん! 気付きました。

徳島では「阿波ういろう」の名をよく見かけますが、県南のそれはちょっと違います。もっともっと濃厚。特濃とでもいいましょうか。でも、すっごく素朴な味わいです。

賞味期間はとても短く、たったの3日間ほど。お土産にするのも大変ながら、こういう素朴な土地の味をできるだけ多くの人の食べてもらいたいなーと思うわけです。
参考価格:1本400~500円ほど。町内のスーパーで売ってます。できれば地元で作られたやつがオススメ。ぜひ、どのもっちり感を堪能してください。

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